未来は今

コーエン兄弟サム・ライミ脚本のジョエル・シルバー製作映画。コーエン兄弟としてはいまのところ唯一のデカバジェ作品だが、やっぱり一般向けにこれはどーかと。台詞ばっかだし。話がどこに転がるかわからないのはいつも通り。
セットのイメージが『未来世紀ブラジル』、ファンタジーとしての語り口が『素晴らしき哉、人生!』に似ている。終わり方も似てる。
主人公が愛読しているという「奇想天外物語」(吹き替え版なので)は、ガーンズバックの「アメージング・ストーリーズ」のことだろうか。時代設定からすると「アメージング」はすでに落ち目っぽいが、このへんライミの匂いがする。