SUPER8

やっと本編。…うーん、ドキュメンタリーだなぁ。ラスト近くで、それまで断片的に挿入されたプロモ撮影のシーンの完成形を見せてくれるのがオイシイが、その後に挿入されたシーンの重さが、普通の音楽ドキュメンタリーとまったく異なる、異様な感情を掻き立てる。
はっきり言って『アンダーグラウンド』に酷似したそのラスト、写し出される空爆を受けた橋がセットではない本物だというところ、その映像の重さに、クストリッツァの計算と主張を感じてしまう。
やはりこれは、クストリッツァの映画だった。