まぁ、あれだ

昨日めずらしく早く帰ってTVをつけたら「藤沢周平はエロい」とゆー番組をやっていた。
そーいえば、よく藤沢周平の女キャラは現代的でよく書けている、みたいな話を聞くが、よく言えば端正、悪く言えば淡白な藤沢文体のおかげで、キャラに関してもどーも印象が薄い。それがリアルと言えばそうなのだろうが、今の日本ではありえない精神性を楽しみたい俺なんかにとっては相当物足りない。俺にとっての藤沢周平は優れたストーリーテラーであり、以上でも以下でもないようだ。
若いうち(20歳前後)に山風柴錬あたりのコッテリ伝奇ものの味をしめてしまうと、薄味はどーも受付ないらしい。そういえば今朝、『風神の門』が面白いとか聞いたが、オコチャマな俺に司馬遼太郎が読めるかどうか。『梟の城』もつまんなかったしなぁ、それとも40すぎたら司馬作品を楽しめるオッサンになるのか!?