きゃっちざはーと

「キャッチーさ」とはなんだろう? あまり考えたことがなかったが、価値観が混沌とした状態では、それが非常な武器になるような気がしてならない。
カプコンはそこにずいぶんフォーカスしてきているように見える。『クリムゾンティアーズ』『シャドゥ・オブ・ローマ』にはないが、『戦国BASARA』『ビートダウン』にはある。売れるかどうかは別として、どんなゲームかすぐわかるのは大きい。逆にいえば、わからないものに¥5000以上払ってもらえた今までが異常だったのかも。
そう言えば、キャッチ・ザ・ハートを謳っていたタイトーはユーザーの心を掴めぬまま有象無象の海に消えた。まったく、皮肉な話ではある。