ベリャーエフですよ

俺がガキSFマニアになるきっかけとなった本の一冊、『ドウエル教授の首』ついて調べていたら、実は映画になってる(しかもロシア映画!)とか、岩崎書店版がリニューアルして再販とか、結構知らん情報がいっぱいで驚く。
新・岩崎書店版では挿絵があさりよしとお(!?)…ではなく、その後別の人に変更されたとか。あさりよしとおではマッドサイエンティストがあまりにカリカチュアされすぎたのかもしれない。
『ドウエル教授の首』以外にも、こないだポケミスつーか銀背の再販が出た『ラルフ124C41+』とか、基本中の基本『われはロボット』だとかがいかにもジュブナイルなタイトルで復刊されているが、問題は挿絵画家。ドイルの『ロストワールド』に竹本泉はないやろ、アンタ。妙にかわいい恐竜の表紙に腰砕け。竹本泉使うなら、ベタだがブラッドベリとかシマックだろ。
訳者も『キャプテン・フューチャー』が福島正美でノダ大元帥じゃないとか、知らない方が楽しめそう(ってジュブナイルだからそうなんだろうが)な変則体制に将来、ジェネレーションギャップが起きやしないか要らぬ心配をしてしまう。
そうそう、『火星のプリンセス』も復刊対象で、久々に長田さんのERBページを見たら案の定、その話題で持ちきり。掲示板には挿絵の山本貴嗣(俺の世代には微妙に懐恥ずかしい名前だ)が降臨してて、場の雰囲気にいきなりなじんでいた。やはり年季がモノを言うのか。
セガマニアにはおなじみ赤石沢貴士もなにか異様に懐かしい……20年前と10年前を同時に刺激するラインナップに乾杯。